鈴木岳大

宮本武蔵 一乗寺決闘の鈴木岳大のレビュー・感想・評価

宮本武蔵 一乗寺決闘(1942年製作の映画)
4.0
シリーズ五部作の第四部で、吉岡清十郎の失踪から一乗寺での血みどろの決闘までが描かれる。
 般若坂で宮本武蔵に左肩を砕かれた吉岡清十郎は、弟の伝七郎に家督を譲り失踪。伝七郎は門弟たちに武蔵の居所を探るよう指示を出す。本阿弥光悦に誘われ遊郭へ向かう途中、武蔵は伝七郎からの果たし状を受け取った。吉野太夫を招き入れた宴席を抜け出した武蔵は、雪の三十三間堂で伝七郎をなぎ倒し、そのまま遊郭に戻っていった。翌朝、吉岡一門に取り囲まれた武蔵のもとに佐々木小次郎が現れ、明後日の朝に決闘することを提案する。そして決闘当日、敵の数は七十を超えていたが、こちらは武蔵ただ一人のみ。果たして武蔵に勝機はあるのか。