dune

モンテ・ウォルシュのduneのレビュー・感想・評価

モンテ・ウォルシュ(1970年製作の映画)
4.0
東部からの資本に呑まれ終わりを迎える開拓時代を舞台に、生き方を矯正できない老いた主人公の世渡りを描いた西部劇。

失われていくものをただ黙って眺めることしかできない主人公の無力が見ていてとにかくつらい。「滅びの美学」的なロマンチズムにさえ逃げ込むことなく、ただ孤独を胸に荒野を流れるだけ。これ程までに開拓時代の終わりを悲しく描いた西部劇があっただろうか。
dune

dune