2024/03/07
監督 中島貞夫
名取裕子
佐藤慶
"愛あってこそ、涙あってこその女。"
明治時代の京都、貧しい家庭に産まれ育ちながらも類まれな才能で、女流画家を目指す主人公津也が、男達に人生を翻弄されながらも、逞しく成長してやがて成功を掴むまでを描く、宮尾登美子原作の同名小説を映画化した文芸作品。
中島貞夫監督でもう一本。
思春期だった頃、TVのロードショー番組で良く放映されててドキドキしながら見ていた作品、大人になってから見た時は物語の美しさと主人公の強さに別の感動を覚えた記憶があります。
主演の名取裕子は当時NHKで放送された松本清張原作のドラマ「けものみち」での演技が印象に残ってて、綺麗なお姉さんというイメージでした、本作も純真と妖艶の両面からなる魅力が見事でした。
この作品が、当時は日中の番組で放送されてとのが今考えれば凄い時代だったなと思います。
鑑賞日1986年頃、TVロードショーにて