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007/ワールド・イズ・ノット・イナフのmmkのレビュー・感想・評価

2.9
こりゃちょっと、「煮え切らない」という言葉がぴったりだなと思った。
敵のキャラ設定が中途半端。これが作品を台無しにしてる。ロバートカーライル演じる敵役はもっと残虐非道のキチガイ野郎でよかった。中途半端な情を持たせちゃって、せっかくオプションで付けた痛みを感じないという特性もあまり生かせていなかった。ソフィーマルソーの方も、なんか煮え切らない。最後にはただの駄々こねてるガキにしか見えなかった。むしろそういう役だったのか?
ただ、若い女の子が年いったオバハンに復讐するっていう構図はこれまで見てきた中で新鮮に映ったな。

最後のオチは、あー007が帰ってきたーという感じがして、ちょっと嬉しかった笑

ガービッジの歌う主題歌に乗せたOPは曲、映像ともにカッコよかった。 007の劇中音楽をオマージュにして、ネットリと大人の音楽に仕上がってた。現在のところ、シリーズ中No.1のオープニングシークエンス。後に出たマドンナのものより好きです。ちなみにNo.2はカジノロワイヤル。
デビッドアーノルドさん、ほんと良い仕事する方ですね〜

Qタソともお別れで寂しい限り
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