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バッド・エデュケーションのnaoのレビュー・感想・評価

バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)
3.7
本作にも出てくる神父による性的虐待というテーマには、作品への没入を遮られるほど強く嫌悪感を感じるようになった。

「イグナシオ」は愛を伴わない欲望によって行動しているように思えた。彼が、メインの登場人物の中では比較的若いということも要因かもしれない。少年イグナシオに恋をし性的虐待をしたマノロ神父でさえ、愛(含欲望)で行動しているという点においてはキャラクターとして「イグナシオ」より魅力を感じた。
でも、映画で「サラを演じたい」と主張し続けたことは某登場人物に対するリスペクトがあってのことなのかもしれない。

パステルカラー?の洋服が似合う人ってなかなかいない。(フェレ・マルティネス)

ベルベットのような質感の映画だった。
本作は、あまり「ペドロ・アルモドバル特有」という感じがしなかった。
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