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戸田家の兄妹のtsubasaのレビュー・感想・評価

戸田家の兄妹(1941年製作の映画)
3.8
『東京物語』と同じく家族の崩壊を描いているようでいて、こちらは印象としては家族の呪縛からの解放に近い。家族の意味合いが真逆。呪縛からの解放を担う次男の佐分利信と三女の高峰三枝子は、ブルジョワ一家の呪縛から自立する自由人といった感じ。
佐分利信が父の一回忌で兄妹たちを次々と断罪して追い出すシーンは痛快。
それにしても、長男の妻の三宅邦子のピアノといい、嫌がらせがいやらしい。
本作でも頭から死の記念撮影が登場。
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