小津映画にしては、はっきり言わせる映画だと思った。だからこそそれが不自然に映った。
誰にでも起こり得る事象であることがしんどかった。戸田家の婆さんは良い人だし、戸田家は兄妹が多いし、金持ちだからこ…
人が亡くなり、人としてのあり方も失われていった。なんともその当時の時代性を感じる気が、したりしなかったり。全然詳しくどんな時代か知ってるわけじゃないけど。
『淑女〜』に続いて謎の甲冑も再び登場。
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家長である父の死をきっかけにバラバラになっていく一家の不和を描く。せっちゃんとお母さんが家族に疎んじられる様子がとても苦しい。当時の家庭内での女性の不自由さや、社会的に自立することの困難さ。二人が肩…
>>続きを読むゆっくりとのんびりとギスギスしている。作風故実尺よりその期間が長く感じのが辛い。
素直に受け取って良いのかわからないけど、佐分利信の説教によって明快に解決するのは、今まで観た数本の小津作品にはない要…
私が見たdvd版は、元のフィルムの劣化が激しく、かなり、科白が聞き取れない箇所が多々あった。しかし、話の筋は、画面を見ていればわかるので問題なかった。
これ、『東京物語』の原型だね。面白かった。
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日中戦争から帰還した小津の、37年以来の作品。映画検閲法により、「お茶漬けの味」を断念、池田忠雄との脚本により作った38本目の作品。母と末娘が、たらい回しにされ、居場所を得られない。天津から帰省した…
>>続きを読む<邦画強化月間#4>
めちゃくちゃいい。
適度に不穏で、適度に穏やか。
人がネクタイを締めるところで、被写体が襖の奥に隠れて見えなくなり、一瞬無人の和室を映す。こういう都会的なセンスが41年の時点で…
東京物語では妻に先立たれ夫は孤独だったけど、戸田家の兄妹では残された妻は子供達の家をたらい回しにされる厄介者。現実離れしたような家族のファンタジーは父が亡き後崩れ去り、ただ残された母と三女だけが小津…
>>続きを読む多分小津のトーキー映画はこの作品で全制覇
相変わらず佐分利信は最初の方何言ってるか分からんのに途中からちょっと聞き取れるようになる
終わり方良いな〜結婚相手から逃げるふらふら〜
私的小津トーキー映…
松竹株式会社