淀川長治さんが邦画ベスト3(残菊物語、羅生門、戸田家の兄妹)にあげた1本。ストーリーはアメリカ映画「オーバー・ゼ・ヒル」の翻案とされている。
〈あらすじ〉
戸田家は裕福な家庭で、長男、長女、次男、…
小津安二郎監督の上流家庭の家族ドラマです。この作品が太平洋戦争の開戦の年に作られたと思うと、色々と考えさせられる作品だったりもします。
内容的には「家族の絆」なので戦後の『東京物語』(1953年)…
オールスターキャストで製作され、小津監督としてはめずらしく大ヒットしたという作品。年老いた親が、家庭を持った子供たちに邪魔者扱いされるというテーマは、「東京物語」と共通している。ただ、残念ながら、音…
>>続きを読む短絡的かもしれないけど、『東京物語』と『安城家の舞踏会』を足して2で割ったような話だなぁと思った。
といってもこの作品がいちばん古いので、後者なんかはこれを参考にした部分もあるのかなぁ。
海辺のシー…
訳あって、『秋刀魚の味』を観返し、生誕120年の特集記事を読み、各配信サービスで小津作品がラインナップされる中、どっぷり小津シリーズになってます。1941年日中戦争から帰還した小津安二郎がこの映画を…
>>続きを読む鼻クソを顕微鏡で見る坊主の弁当に白米しか入ってなくてビビる。高峰三枝子と三宅邦子がめっちゃ可愛い。終盤の佐分利信が説教し出して皆を帰らすシーンとかサイコパスじみててめちゃめちゃ笑った。これ当時は大ヒ…
>>続きを読む日中戦争から帰還した一発目の映画がこれっていうのは逆に尖ってる気が笑
東京物語よりもよっぽどエゲツない家族の崩壊が描かれていたけど、その分カタルシスが半端なかった。
ラストの海辺のシーンが最高に良き…