小津安二郎監督作品(1941年)。
ストーリーにひねりはなく、当時はどうだか知らないが、嫁姑問題に近いこの設定をイメージ通りそのまんま映画にしたような感じ。
そこまで心に来るものがない。
最後の…
次男のイエス、三女のイエス
はじめに
小津安二郎はトーマス・H・インス『シヴィリゼーション』を観て映画監督を志した。『シヴィリゼーション』は、イエス・キリストが登場した初の映画であり、反戦を訴…
小津でいちばん好きかもしれない。
カメラが後ろにゆっくり下がって兄がいない。からの海のショット。よすぎる。
全体的にかなり引きで撮ってるしあんまりカット割らない。でもそれがミニマルなつくりで色々なと…
後に東京物語に結実していくモチーフが今作にも観られるが、どちらかというとさらに源流のリヤ王に近いと思う。
前作の淑女は…では天真爛漫な関西娘を演じた桑野通子は今作では清楚に美しい。
佐分利信が兄妹…
いよいよ聞き取れないけど全然問題なかった。色々の和服が目に楽しく、上流階級の女性の日本語が聞いてるだけでなんか気持ちいい。と思いきや堪らないネチネチお小言責めに窒息死。映画観ててこんないたたまれない…
>>続きを読む当主を失った大家族の関係を悲喜交々に描いた作品。
小津監督ののちの傑作『東京物語』を髣髴とさせる設定で、家族であっても冷徹な人間のさがを生々しく映し出す。
印象的なシーンがたくさんあって、全シー…
このレビューはネタバレを含みます
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