年老いた親が子の家に厄介になるという話は東京物語のベースとも言える。
本音と建前。どうしても母親に対して不実な子供たちを悪く思えない。子は結婚して家を出て築いた新たな家庭を守っていかないといけない…
なんのための家族かな。なんで歳を重ねてまで、こんな繋がりがあるのかな。嫌で嫌じゃない、だるくて可愛くて。一歩引くからわかる奇妙さ。どうせ飛び込めない人たちなんだって、わかっているくせに苦しい顔してさ…
>>続きを読む東京物語のよりシリアス版
日中戦争と太平洋戦争の合間の1941年という時代で映画って撮れたんだなぁ
小津のブルジョワ一家が新鮮。召使いをふんだんに召使う様子も変な感じ。
友達が来るから家にいない…
小津映画にしては、はっきり言わせる映画だと思った。だからこそそれが不自然に映った。
誰にでも起こり得る事象であることがしんどかった。戸田家の婆さんは良い人だし、戸田家は兄妹が多いし、金持ちだからこ…
人が亡くなり、人としてのあり方も失われていった。なんともその当時の時代性を感じる気が、したりしなかったり。全然詳しくどんな時代か知ってるわけじゃないけど。
『淑女〜』に続いて謎の甲冑も再び登場。
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家長である父の死をきっかけにバラバラになっていく一家の不和を描く。せっちゃんとお母さんが家族に疎んじられる様子がとても苦しい。当時の家庭内での女性の不自由さや、社会的に自立することの困難さ。二人が肩…
>>続きを読むゆっくりとのんびりとギスギスしている。作風故実尺よりその期間が長く感じのが辛い。
素直に受け取って良いのかわからないけど、佐分利信の説教によって明快に解決するのは、今まで観た数本の小津作品にはない要…
私が見たdvd版は、元のフィルムの劣化が激しく、かなり、科白が聞き取れない箇所が多々あった。しかし、話の筋は、画面を見ていればわかるので問題なかった。
これ、『東京物語』の原型だね。面白かった。
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日中戦争から帰還した小津の、37年以来の作品。映画検閲法により、「お茶漬けの味」を断念、池田忠雄との脚本により作った38本目の作品。母と末娘が、たらい回しにされ、居場所を得られない。天津から帰省した…
>>続きを読む松竹株式会社