小津のテーマであるところの家族の解体が描かれ、親族の不義理の連続で観客を大いにイラつかせた後、佐分利信の説教でスカッとジャパン
みたいな映画
毎回どの作品も小波のようにじわりじわりと心動かされてきた…
家父長が亡くなって家が無くなったら未亡人はどうなる?という設定。
日本社会への鋭い観察眼が脚本に反映されている。
小津の後の作品に頻出するテーマが映画の中にいくつもあり、ある意味試金石的な作品なのか…
今や絶滅寸前もしくは既に絶滅の美しい日本語にうっとりします。でもけっこうきついお姉様たちに言われっぱなしの高峰三枝子とお母さん可哀想。じっと耐える姿がまた上品。佐分利信いつも遅刻して来て何ーとか思っ…
>>続きを読む観れるものなら全作観たい小津安二郎監督映画。年月かけて今作が16作目。
現在も観られる作品に限ると未鑑賞は僅かになってきました。
いや、これは面白かった。
古い作品なのでノイズが大きかったり聴き取…
〖1940年代映画:人間ドラマ:松竹:日本名作映画集〗
1941年製作で、父の死をきっかけに解体してゆく大家族を描いた人間ドラマらしい⁉️
小津ワールドらしい家族ドラマを描いた作品でした。
202…
あの状況を作って飯を食いましょう、これは美味いですよとか言う佐分利信コワすぎる(それが弔いだろうから仕方ないし、演出として正当性を持つからおもしろい)。ロングの画がとっても格好良い。それ以前も家族間…
>>続きを読むこないだ小津安二郎の1930年に上映された『その夜の妻』という映画を観て、無声映画という事もあるけど、正直色んな部分があんまり面白くないなと思ったのですが、あれから、今回の映画が1941年上映、11…
>>続きを読む明け方、夢を見た。
小津安二郎監督の映画を分析する夢だった。
〜小津安二郎監督の映画は、
「動」と「静」の世界で描かれている。
人間が動きお芝居をしているシーンの合間に、空物ショットすなわち誰もい…
生誕120年没後60年フイルムでよみがえる白と黒の小津安二郎@神保町シアター
後の東京物語に繋がっていく作品なのかと
[実業家戸田氏の当主が急逝し、借金もあり、邸宅は処分することに。三女(高峰三…
松竹株式会社