母の還暦祝いで集まった
5人兄妹は仲睦まじく家
族写真を撮る。しかしそ
の晩、父が亡くなり、借
金の返済のため家を売り
払うこととなる。母と3
女・節子は長男の家へ、
次男・昌次郎は一人暮ら
しをする事に。だか、母
と節子は長男や長女の家
でも厄介者にされ、つい
に質素な別荘で暮らす事
になる。何も知らずに一
周忌で久々に帰った昌次
郎はその事を知り…
小津監督の代表作"東京物
語"にも似たこの作品は、
大人なりすり減ってしまう
思いやりを改めて考えさせ
てくれる。おざなりの行動
ばかりで、信念と誠実さが
欠けてしまっているときに
またこの映画を観よう、そ
のように思える作品でした
。