みんかい？初参加させて頂きます✨
1930年代のアメリカ南部で人種差別に立ち向かう弁護士の闘いを幼い子どもたちの視点から描いたお話。
法廷劇と聞いていたからもっと堅苦しいストーリーかと思ってたけど、前半はホントに法廷劇？と疑ってしまうほど、好奇心あふれる子供たちのわんぱく物語だった(笑)
町で色んな噂が立つ不思議な隣人に興味津々なジェム👦とジーン👧が可愛い🤭
ジェム役の子がノア・ジュプ君に似てる。
そんな彼らのお父さんである弁護士アティカスがとある暴力事件をめぐる黒人の弁護を受けたことで物語が動き出す…。
人種問題が絡んできて少しピリピリする場面もあったけど、個人的にはジーンが健気の会話が殺気立った空気を和ませるシーンが好きだったな🥺
後半はしっかり法廷劇だった。
当時の差別的な人種観を象徴するような裁判だったと思う。本作は実話ではないと思うけど、当時実際に不当な判決を下された黒人はいたはず💦というか陪審員が全員白人という時点で勝ち目ないなと思ってしまった…当時は人種を考慮しなかったのかな。
アティカスが被害者のことを「“罪”ではないが“掟”を破った」と表現してたのが印象に残った…別に犯罪ではないのに異人種の恋愛は当時は“掟破り”と認識されたのだろう😢
それにしてもアティカスが聖人すぎたなぁ…当時黒人を弁護する白人なんてほとんどいなかったでしょうに。さらに、シングルファザーとして子供たちとちゃんと向き合う理想のお父さんだったし🥹ジェムは絶対お父さんに憧れて弁護士になってると思うわ。
それなのに原告側のクソオヤジにとって大満足な結果に終わるし、あろうことか最後の最後までクソオヤジだったし😠
それでも前半のストーリーが効いてくるほっこりなラストだった🤭相手を思いやる心が差別や偏見に勝った結末だったと思う。
原作はピューリッツァー賞受賞とのことだから正真正銘の名作。アメリカの学校教材の定番なくらいだからぜひとも原作も読んでみたい✨そして続編らしきものが2015年になって発刊されたらしい🤔めちゃ読みたい。
こんな名作があったとは知りませんでした…選定に感謝です✨
