アラバマ物語の作品情報・感想・評価

「アラバマ物語」に投稿された感想・評価

Megumi

Megumiの感想・評価

4.4
『ローマの休日』のグレゴリー・ペック演じる誠実で良心のある弁護士アティカス。彼の扱う1つの事件を、子供たちの視点から描いた作品。

白人と黒人不平等が当たり前だった社会で、子供ならではの純粋な目線・言葉が刺さる。し、正義を貫くアティカスを主人公として抑えてるとこにこの映画の魅力が詰まってる。

義務教育で見せるべき映画。
To kill a mokking なんとなって何?
繋がってるって?
かじお

かじおの感想・評価

4.3
裁判のシーンでの空気の重さ、黒人への差別。白人怖い。主人公がどんどん追い詰めていくとこは目が離せなかった。てか主人公が演技が本当に上手。裁判所のラストシーンすごい泣きそうになった。


観終わった時は終わってしまったというか消化不良的な感じでしたが他の方のレビューを見させて頂いて、すごい。深い。なるほど、そういう意味なのかと感心しました。
大介

大介の感想・評価

3.8
これはなかなか面白かった。

偏見や理不尽がまかり通っていた時代。公平で非暴力を貫く一人の弁護士の姿を、幼い兄妹(特に妹)の目線を通して描いている社会派ドラマ。


某シーンで二階にいる人々が起立してある人物を見送るところは、とても感慨深かった。


グレゴリー・ペックの抑えた存在感が、主人公の誠実さをうまくあらわしていたと思います。オスカー受賞は納得。

10年ほど前に米国映画協会が、映画史100年のヒーローの第一位に今作の主人公アティカスを選んだとか。いまでも「アメリカの理想、良心」のような存在なのでしょうね。

個人的には子役の兄妹もとてもよかったな。

あのハム(笑)から覗く目の演技とか印象的。とても自然なキャラクターに好感を持ちます。

あと、出番は少ないですがロバート・デュヴァルのデビュー作だそうです。登場シーンはちょっとビックリしました(笑)。
いろんなテーマが含まれてた。法廷、人種差別、子供達の成長。
その描き方もヌルッとしててスッキリとはしてないけどそれが好きだし、それこそが“To kill a mockingbird”に繋がってると思う。
全体を通して物語への引き込み方も秀逸。
es

esの感想・評価

4.5
こんな時代があったんだね、今じゃ到底考えられないよ! と心から言える時代が映画公開から50年以上経ってもきていないことに遣る瀬無さを感じる。変わるとすれば今だと思う。
いや〜〜。掛け値なしの名作ですね。この邦題でなんとなくホンワカした感動ヒューマンストーリーを想像し、敬遠していたことを後悔しました。

原題は「To Kill a Mockingbird(モッキングバードを殺すこと)」。見ているうちに意味は分かる。

舞台は1930年代のアメリカ南部。ある事件で黒人被告を担当することになった良心的な弁護士(グレゴリー・ペック)が主人公。といっても、ありがちな法廷物ではありません。物語は、グレゴリー・ペックのふたりの子どもを語り手として進行します。この構成がじつに秀逸。

あくまでも子どもの視点から、事件のあらましとか、それをとりまく町の雰囲気とか、不気味な隣人のエピソードが語られます。それゆえ事件の中身にサクサク入っていく感じではなく、まだるっこしい部分もありますが、やがてその構成の妙に気付きます。

この話、黒人の事件をめぐる法廷劇であるとともに、子どもたちの成長物語でもあるんですね。見終わったときに、なにかたしかな手ごたえが残る作品です。
tori

toriの感想・評価

4.0
このように育った子供たちがマジョリティーにならない限り黒人差別は撲滅できない

保安官が公平な人間として描かれている
珍しいケース
とても面白かったし考えさせられた完成度の高い作品。ただの黒人差別の法廷ものではなく、子どもの視点で描かれていて成長物語でもあるのがよかった。色んな見方ができる作品。製作当時のアメリカの時代背景を考えるとよく作ったなと思うし、人気な理由も分かる。児童文学の雰囲気があって好き。原作読みたいし、また観たい。
chisato

chisatoの感想・評価

4.7
完璧すぎるストーリー。深すぎるラスト。久々衝撃。こんな機知に飛んだ発言をサラッとできるスカウトもすごいがw

驚くアティカスに、スカウトは以前アティカスから言われた、「他の鳥を殺してもモッキンバードを殺してはいけないよ、あれは他の鳥を真似するだけの害のない鳥だから」を思い出し、アティカスに(ブーを人前にさらすことは)「モッキンバードを殺すことと同じだね」と言う。

害のない(人は殺したが中身はいい人の)ブーを人前に晒すのはいけない。
正当防衛で刺して、人を殺したとしても、二人の子供の命を助け、賞賛されるはずのブーを人前に晒して注目の的にするのは、障害を持った彼にとって可哀想。こんな解釈でいいのかな。あのシーン、すぐには理解できなかった。

白黒映画だけどこれは万人に見られるべき。妥協、話し合いで解決しようとスカウトに教えていたお父さんが、最後は保安官に妥協をする(弁護士という本当は事実に誠実でなくてはならない職業なのに、というとこがポイント)。

”St Vincent”でこのアラバマ物語が学校の教材として使われていたが、アメリカではよく使われているらしい。確かに道徳の授業で取り扱われるべき題材。少し難しいけど。最後に事実を闇に葬ったアティカスに賛成か反対か。ディスカッションしごたえのある作品だ。スタンドバイミーぽい

久しぶりに日本語字幕で見た。なんてスムーズ
>|