まだ黒人をnegroと呼び当然のように差別していた時代。
白人女性がレイプされたと黒人を訴えたが、黒人側は無罪を主張。その黒人の弁護を頼まれたのが、グレゴリー・ペック演じる弁護士アティカス。
彼は正義感が強く当たり前に黒人を弁護したけれど、町の人たちはやはりそう思えなくて…という話。
これをグレゴリー・ペックの子供が語るという形式にしているから、子供らしい視点で町の人たちと触れ合ったり、彼らついて語ったりしている。
原題To Kill a Mockingbirdが、この物語の肝を示していて非常に良い。それに引き換え邦題はあまりにもお粗末。マネシツグミなんて日本人は知らないけれど、「君の瞳に乾杯」くらいの気の利いた訳をつけてほしかったなぁ
ちなみにこれはグレゴリー・ペックが主演男優賞を受賞した作品。相変わらずかっこいいし演技上手い。
これ以外の映画でも取れたんじゃないの?って思っちゃうけど、5度目のノミネートにして初の受賞らしい。