全体的にダークな雰囲気を纏った映画です。ギャグは前年公開の「ヤキニクロード」と比べるとほぼ皆無です。バイオレンスシーンも多々あり、あまり子供向けには見えませんでした。下手すりゃPG12指定でもええくらいエゲツないです。
ツバキちゃんはしんちゃん映画ヒロインでは異例の、しんのすけが本気で好きになった女の子。進むにつれて悲しい結末になりそうな予感がして、しんのすけが恥ずかしがりながら告白するシーンは胸が締め付けられそうでした。いつも綺麗なお姉さんの容姿にベタ惚れするしんのすけですが、今回はツバキちゃんに最初はあまり興味を示さず次第に惹かれていくというのは極めて異例だと思います。
エンディングではやっぱり泣いてしまいました笑
ラストのあのヘンテコな歌が妙に感動します。
色々と考察がある作品でもあり、ラストシーンのヒロシの行動や最初と最後の映画館の座席数の不一致等見ると、つばきちゃんが本当に映画の中の人物であったか疑問です。実際に現実で生きていて、何も言わずに去ったのではないか…それならかなり切ないです
