こぅ

ストリートファイターのこぅのレビュー・感想・評価

ストリートファイター(1975年製作の映画)
4.5
久々4回目の鑑賞。

男が惚れる男チャールズ・ブロンソン主演、
1930年代のニューオリンズを舞台に賭け喧嘩で
稼ぐ男達の友情を絡めた【アクション】。

監督は【ザ・ドライバー】のウォルター・ヒル
監督。

流れ者のチェイニー(チャールズ・ブロンソン)
は、倉庫で賭け喧嘩を目撃し、そこで商売して
いたスピード(ジェームズ・コバーン)に売り
込み、雇ってもらう。デビュー戦、年寄りだと
ナメていたスピードはチェイニーの一撃必殺に驚嘆し、そこから2人の快進撃が始まるが…。

チェイニーは無口で、ファイトマネーも欲張らず
街から街に渡るつなぎ程度あれば良いのだ。珍しく
口髭の無いチャールズ・ブロンソンが渋みたっ
ぶりに【漢】を好演している。
対するスピードはお調子者で金に目がない。
ニタニタしたジェームズ・コバーンがハマり役。

チャールズと公私共にパートナーだったジル・
アイランドも出演。

オープニングの貨物列車に乗ってくるチェイニー
とカントリーミュージックが良い。

肝心のファイトシーン
先ず、当時50代のチャールズの引き締まった肉体
に驚く。パンチも早く、重そうだ。やたらめっ
繰り出すのでは無く相手を見据えて無駄の無い
攻撃。フットワークは使わず長いリーチを活用
したアウトボクシングスタイルか⁈得意は1、2、
3の連続。金網マッチの時のラッシュは圧巻で
熱くなる。
この迫力はボクシングを経験していた賜物だろう。


ラストマッチ、シカゴから呼んだ刺客と。最後まで
チェイニーは男らしかった。去る姿に【哀愁】。

「負けても、やらんよりマシだ」
こぅ

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