ミキ

寄宿舎 悲しみの天使のミキのレビュー・感想・評価

寄宿舎 悲しみの天使(1965年製作の映画)
5.0

男の子と女の子は鏡合わせじゃないとはっきり、わかりました。死が生を、その美しさを裏付けるように輝かせている、彼らの白い頬に、透けるような額にあらわれていました。
男の子映画はバディ、チームものを愛好していました。そして彼と孤独を繋いだことはなかったのですが、これを観て確実に変わりました。存在の可能性というものの、煌めきの中うねる夢をみます。

萩尾望都先生が大好きなのですがこちらは『トーマの心臓』に通ずるものがあります。実際インスパイアされたらしいです。
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