寄宿舎 悲しみの天使の作品情報・感想・評価

寄宿舎 悲しみの天使1965年製作の映画)

LES AMITIES PARTICULIERES

製作国:

上映時間:100分

ジャンル:

4.0

「寄宿舎 悲しみの天使」に投稿された感想・評価

yukari

yukariの感想・評価

3.8
ディディエくんが可愛かった。すごく純粋で素直で自分の感情に正直すぎた子、、悲しい。
Hiko

Hikoの感想・評価

5.0
僕らの友情を愛と呼ぶのだよ

とても印象的なセリフです。
トーマの心臓を読んだことがあるので気になって見てみたのですが…ああ〜〜〜〜切ない〜〜〜〜
この円盤はどこにもないので買うとしたらプレミアが付いています…私には手が出せないほどの額
でも喉から手が出るほど欲しいです…神様!!!!
ミキ

ミキの感想・評価

5.0

男の子と女の子は鏡合わせじゃないとはっきり、わかりました。死が生を、その美しさを裏付けるように輝かせている、彼らの白い頬に、透けるような額にあらわれていました。
男の子映画はバディ、チームものを愛好していました。そして彼と孤独を繋いだことはなかったのですが、これを観て確実に変わりました。存在の可能性というものの、煌めきの中うねる夢をみます。

萩尾望都先生が大好きなのですがこちらは『トーマの心臓』に通ずるものがあります。実際インスパイアされたらしいです。
ゆゆこ

ゆゆこの感想・評価

4.9
きたよ、"胸がざわつく"映画… ため息が…『白い馬』を観た時に似た感覚。ただ少し違って、今回はその美しくもどうしようもない苦しさややりきれない切なさの中に、どことなく確信のない安心感を感じた。

厳格なカトリックの寄宿舎に来た16くらいの青年ジョルジュ。彼は侯爵の息子であり、優等生。仲良くなったルシアンから、"血の契り"という存在を知る。そんなある日、学校のミサに現れた下級生の少年アレクサンドルを一目見て心奪われる。2人は話すようになり、次第に親しくなってゆくが…
というのが大まかなストーリー。
おそらく展開にだいたい想像はつくでしょう。
雑に言えば、いわゆるBLものになるのかもしれないけれど、そんな言葉で単にくくって終わって欲しくない深さがあると断言したい。2人は「ただ愛し合ってた」わけじゃなかったから。

(それにしてもアレクサンドル君が可愛すぎた)

【以下展開(ラストなし)・解釈含みます】
「純粋な友情を大事にしろ」という神父たち。優等生であるジョルジュは寄宿舎で"同性愛(不純)"という存在を知るも、自らが大人である立場や規則から、その存在を心のどこかで否定し、アレクサンドルとの関係もあくまで深い友情であると留めておこうとする。つまり、彼にとっては愛寄りの「友情」であった。
(ルシアンとフェロンの仲を密かに壊したのは、不純は排除せねばという使命感と、ルシアンに対する嫉妬の両方だろう。)

しかし、一方13歳のアレクサンドルは純粋に規律に守られた友情を超えてジョルジュを愛し始める。自分の気持ちに非常に素直であり、まっすぐなのだ。ある意味それは"子どもらしさ"と言えばいいのだろうか。

そこに2人の埋まらなかった溝があった。
"血の契り"をした腕の傷跡を見せ合ってジョルジュが言う。
「僕のはもう治ってるよ。大人だからね」
それに対しアレクサンドルはこう返す。
「違うよ、僕の傷が治らないのは君よりも愛が深いからだよ」
…はぁぁぁ なんてつらいんだーーーー(涙)(涙)このセリフで溝がハッキリするように思える。

音楽を通じて互いに想いが重なる というようなシーンはわりと色んな作品にもある気がする。この作品も、ピアノによって一瞬の2人の共鳴(ジョルジュがアレクサンドルの愛に調和した瞬間)があった。その音色は盲目の神父が聴き惚れるほどだった。2人の関係は神が盲目でなければ成り立たないのか…美しいがとても悲しい…

だが現実は厳しい。クライマックスはぜひここでは語らず、実際に観てたしかめて欲しい。

"学校で禁じるなら
残りの人生を友として過ごそう
すでに一冊の本が書けるほどの思い出を持った
僕らの友情は、君から僕へと手渡された
今度は僕がそれを守る
君に教えておこう
僕らの友情を愛と呼ぶのだよ"

最後の一行の切なさと、確信のない安心感。そうだよ!ジョルジュ君、それだよそれ!!!と叫びたくなる。
やり場のない複雑な感情に苦しむ。2人の今までとこれからを思うと、ざわつく。ざわつくよ…!!!
はぁ…でも良い作品観た。よかった。
Shishido

Shishidoの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

厳格な規律に縛られる寄宿舎での特別な友情によって結ばれている貴族の子息と少年の物語。想いの行き違いによって少年は列車から飛び降り自殺する。残された子息の苦悩で終わる。
Anemone

Anemoneの感想・評価

4.0
アンスティチュフランセにて鑑賞。
音楽や校舎の厳かな雰囲気や厳しいきまりから当時のフランスの全寮制学校の様子を知ることができる。本当にこのような閉じられた世界で少年たちが学んでいたのかもしれないと思うと愛しさや憧れがこみ上げてくる。一度でいいから少年になって入学してみたい。
上級生が同姓のまだ幼い下級生を友情を飛び越えて愛してしまう気持ちは分かる気がした。惜しむことなく体全体を使って愛情を表現するアレクサンドルを愛さずにはいられないだろう。
同性愛者の映画。小さい子の愛を描く作品ではかなり良く出来ていると思う。ディディエくんの体の動かし方や表情が優しすぎて男はみんな惚れてしまうだろう。