オープニングの衝撃シーンから並大抵ではないモノを感じる。アニメ版でちらりちらり顔を出していたエロスとタナトスがここで全開。爆発そして、炸裂している。
量産版エヴァの気持ち悪くてたまらないあの感じ。
失望からの希望の目覚めで一気にいつも以上の勝気で男まさりなアスカに反して、シンジの決めきれないいじけと女々しさがオーバーラップするのが心地よくアスカの戦闘シーンをより演出しているのが印象的。
ミサトの異常な湿度の高さ。
リツコの最後。
エロスを渇望するものにまとわりついていたタナトスが明確な答えとしてこの2人を中心に描かれている。
などなどキャラクターにがっちりはまる結末を付けてくるのが素晴らしい。
何度でも見たい映画。