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パリ、夜は眠らない。のhaskeyのレビュー・感想・評価

パリ、夜は眠らない。(1990年製作の映画)
3.4
「男性」で、黒人で、そしてゲイという「スリーアウト」な存在である彼/彼女たちが発する「怠惰でワガママな白人の女の子になりたい」的な言葉が刺さる。自分たちに向けられる差別とか抑圧に対して、そのシステムを変革するための手段にはなり得ないよなぁと思って辛くなった(被抑圧の側が常にその抑圧的なシステムに対抗的に生きなければいけないとは全く思わないけど)。
それから、ゲイやドラァグクイーンで構成される「ハウス」が、異性愛主義に基づいたいわゆる近代家族を最大限に内面化しててそれもチクチクした。
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