IR

トーチソング・トリロジーのIRのネタバレレビュー・内容・結末

トーチソング・トリロジー(1988年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

大切な物を失ったとしても自分に嘘をついていくくらいなら大切な物を失っても構わないという覚悟。今よりも偏見が強いあの時代でその覚悟を持てるのはただただ凄いと思った。
自分を隠しながら当たり障りなく生きて死んでいくのか、それとも波乱万丈な人生になったとしても自分に正直に行くのか。自分なら後者を選ぶが、その覚悟があるのか。そんなことを考えさせられる作品だった。
最後のアランの写真、お母さんの持ってきたオレンジ、デイヴィッドの帽子、エドのメガネを全部抱えて抱きしめるところが良かった。
お互いに言葉では憎まれ口を叩いても結局のところあの親子はお互いを大切に想っている所も良かった。
IR

IR