トーチソング・トリロジーの作品情報・感想・評価

「トーチソング・トリロジー」に投稿された感想・評価

mugcup

mugcupの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます


愛にも哀しみにも貴賤はない

愛した人との別れ
そこには年月も性別も関係なく
高貴な愛も低俗な愛もなく
あるのは同じ哀しみ

そこに優劣はない

受け入れてもらえない哀しみと
受け入れられない哀しみは
私には同じように見えたな
すごく好きでスコアは5じゃ足りない。
とにかく観て欲しい。
泣く。
1番親に言われると傷つく言葉言われる所でなく。
色んなところで泣く。
marina

marinaの感想・評価

4.2
舞台ではあの特徴的な声でばりばりにパフォーマンスするのに、プライベートになると健気で一途な主人公が可愛かった。

ゲイを隠したり、ゲイを理由に暴力をふるわれたり、育て方が理由でゲイになったと思われたり… 色んな状況に置かれた人が出てくるけど、アーノルドが最後まで自分のアイデンティティに誇りを持って貫いていたところに勇気をもらえた。

お母さん理解がなさすぎて理不尽で怖いよ〜と思ったけど、「大切な人を亡くした傷は無くならないけど、だんだん傷があることに慣れていく。その傷は指輪みたいに体の一部になっていって、ずっと忘れないでいられる」みたいな話がすごく心に残ってる。あとやっぱり最後のシーン、ほっこりした。

母がずっと1番好きな映画って言ってて気になってたけど、DVDは廃盤、配信も無くて、高くても欲しいって母が中古で購入したので一緒に見られた!どこかで見かけたら絶対に見てほしい作品。
一

一の感想・評価

3.7
トニー賞戯曲賞と男優賞を受賞したブロードウェイミュージカルを映画化した作品
まだまだゲイがハリウッド映画でタブー視される中で、あるゲイの主人公をめぐる深い悲しみと苦しみ、愛と葛藤の人間模様が描かれる

苦しいことばかりだけど常に前向きでとても良い映画だった
とにかく随所でユーモアが散りばめられているので、あまり重くなりすぎないバランス感覚も優秀で、前評判ほどぼろぼろ泣くほどの号泣とはいかなくても、間違いなく心打たれるものがありました

冒頭にある楽屋の鏡の前での独白がもうめちゃくちゃ秀逸で、彼が抱えてきたこれまでの苦悩や孤独をユーモラスかつさっぱりと語られる
この段階から既に優しく愛に溢れる主人公アーノルドを大好きになってしまうから素晴らしいし、生き方も考え方も力強く逞しいのでこの人間性は見習いたい
そしてこの開始数分で心をガッチリと掴まれる本当によく考えられた憎い演出

全てを理解してくれない母親との関係も絶妙で、これがまた琴線に触れてくる
決して良い母親とは言えないんだけど、時代も時代だから仕方ない部分もあるのだろうし、愛しているからこそなのかなと理解できなくもないのがもどかしい

何より、難しい役柄を演じた主演のハーヴェイ・ファイアスタインは脚本まで務めているから驚きだけど、実際にユダヤ系の家庭で育ったゲイであることを公にしている彼だからこそ、ここまで真に迫る演技で魅せてくれたのだと思います

基本的に誰が観ても良い映画だったなという温かい気持ちになれる素晴らしい作品だと思います👏🏻

〈 Rotten Tomatoes 🍅74% 🍿91% 〉
〈 IMDb 7.7 / Metascore - / Letterboxd 3.8 〉

2021 自宅鑑賞 No.460
なかなかテレビでも、メディアでの再販もされにくい名作。時々観たくなる。
元は舞台劇の作品を映画化した作品であるが、脚本、演出、出演者も素晴らしいできである。
ゲイである主人公の恋愛遍歴を描いているが、テーマは家族である。
一見をお勧めする作品である。
ゲイクラブの歌手であるアーノルドの半生
母にカミングアウトはしてるけど理解はない。
日陰の様な生活、恋人の浮気、新しい出会いと目まぐるしい。
恋人から家族への移り変わり
養子を貰って、これから幸せになろうと話していた矢先の死別
あんなベストカップルいる?!って位お似合いだったのにドン底に突き落とされるし、月日が経って入り浸ってる男は元彼…
息子であり母である。
異なる母子関係と相互理解の先の優しさ…ほっこり。
ここまで来るのが波乱万丈過ぎた…皆幸せであれ。

実際問題両刀使いって恋人にするとめちゃくちゃ厄介やな…
僕の人生ベスト級ラブストーリー&早く配信してほしい作品ナンバーワン!
この映画の登場人物たちは形式的には同性愛者だけど主人公の心は完全に女性だからそういう意味では「普通の」ラブストーリーと変わらないんだけどとにかく主人公の「けなげさ」が切なくてすごく感情移入してしまう。
こういう素晴らしい映画を観ると単純だけど人生ってすばらしいなあと幸せな気分になる。
笑いあり涙ありちょっと前の時代のニューヨークの雰囲気も楽しめる。
個人的にアメリカという国に対してはいろんな感情を持ってしまうけどこんな映画を作れるというところはやっぱり素直に尊敬してしまうなあ。
chuchuyama

chuchuyamaの感想・評価

4.3
自分の人生と愛する人達のことを考えさせる深く温かいゲイ・ムービー。
おもて

おもての感想・評価

4.5
母親との喧嘩シーンのセリフが刺さるしラストシーンで泣いた
人を本気で愛するって幸せな事やなと改めて思い、周りに受け入れられなくても自分を偽らない強さに感動しました
tak

takの感想・評価

4.6
いきなりオープニングから引き込まれる映画だった。ゲイが集まる店の楽屋で化粧をする主人公アーノルドが、鏡(観ている僕ら)に向かって語り始める自らの恋愛。続く舞台の場面では、次々と個性的なゲイの男性たちが現れて、華やかなミュージカルナンバーが歌われる。その後で、静かに流れるのは恋歌(トーチソング)。同性愛者になろうと思ったわけじゃなくて、生まれついてそうだった。それ故の恋の悲しさ、喜びが暗いステージに響く。アーノルドもその一人だ。

アン・バンクロフトが演ずる母親は、アーノルドがゲイであることを恥じて、厄介な存在だと思っている。理解し合おうと思ってもいつも決裂してしまう。この物語が最も心を揺さぶってくるのが、ラスト近くのふたりのやりとり。亡き夫の墓参りをする母親と、ゲイであるというだけでチンピラに殴り殺された恋人(マシュー・ブロドリック)の墓を拝むアーノルド。二人はまた激しく言い争う。互いの悲しみを理解することがうまくできない。考え方の違いが、お互いにとっての真の幸せを考えることを阻む。辛い場面だ。

性的嗜好とその無理解がテーマではあるけれど、この映画はもっと人間同士が理解し合うことの難しさを問いている。コメディタッチを基軸にハートウォーミングな作品に仕上がっている。製作当時とはLGBTをめぐる状況は違うとはだろうが、きっと今観ても色褪せないだろう。心の底で大事にしたい、と思える素敵な映画。
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