marina

トーチソング・トリロジーのmarinaのレビュー・感想・評価

トーチソング・トリロジー(1988年製作の映画)
4.2
舞台ではあの特徴的な声でばりばりにパフォーマンスするのに、プライベートになると健気で一途な主人公が可愛かった。

ゲイを隠したり、ゲイを理由に暴力をふるわれたり、育て方が理由でゲイになったと思われたり… 色んな状況に置かれた人が出てくるけど、アーノルドが最後まで自分のアイデンティティに誇りを持って貫いていたところに勇気をもらえた。

お母さん理解がなさすぎて理不尽で怖いよ〜と思ったけど、「大切な人を亡くした傷は無くならないけど、だんだん傷があることに慣れていく。その傷は指輪みたいに体の一部になっていって、ずっと忘れないでいられる」みたいな話がすごく心に残ってる。あとやっぱり最後のシーン、ほっこりした。

母がずっと1番好きな映画って言ってて気になってたけど、DVDは廃盤、配信も無くて、高くても欲しいって母が中古で購入したので一緒に見られた!どこかで見かけたら絶対に見てほしい作品。
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