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大菩薩峠 完結篇のYa映画鑑賞のネタバレレビュー・内容・結末

大菩薩峠 完結篇(1959年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

2022.35 *122

3作通しての感想

・全体的にゆったりしたテンポ、カットだった

疑問
・会う女会う女が軒並み机に夢中になっていくのが分からない。ましてや、恐ろしくて非情な人と後々知って尚机と一緒にいたい、あなたのモチベはどこから?

殺陣関連
・1番の見所はやはり3作目の、燃える家バックのワンカット撮影。

結末①
・3作も続けてるのだから、観客は机vs兵馬の一騎打ちを期待してるとは思う

兵馬が仇討をやめようと思う理由が、「机は息子にも会えずかわいそうな男だから」というものだったが…

 そもそも机は家族顧みずの男で、育児なんかしてなかった。
 だから、今更机が息子に会いたいと思う理由が分からないし、会えなくて可哀想とも思えない。

・机は、(2作目後半くらいから?)徐々に幻覚や過去の罪に苛まれる。だが業を断ち切れず人を殺してしまう。

ラストは息子の声の幻聴を聞きながら、狂って橋渡ろうとして橋ぶっ壊れて終わり
(やはり、急に机が息子にこだわり出したのが不可解)



覚書
・「東へ落ちる水も清かれ、西へ落ちる水も清かれ」と願って仏様を埋めたのが、大菩薩峠の始まり
・おたまはお君に名前を変えて、お角一座で踊り子をしていた

舞台設定 幕末 @甲府〜大菩薩峠

東映
製作 大川博
原作 中里介山
撮影 三木滋人
照明 田中憲次
美術 鈴木孝俊
音楽 深井史郎
編集 宮本新太郎
擬斗 足立伶二郎

机竜之助 片岡千恵蔵
お浜・お豊 長谷川裕見子
お松 丘さとみ
お君 星美智子
お銀様 喜多川千鶴
裏宿の七兵衛 月形龍之介
神尾主膳 山形勲
お角(劇団?の主人的な) 沢村貞子
宇津木兵馬 中村錦之助
駒井能登守 東千代之介
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