大菩薩峠 完結篇の作品情報・感想・評価

「大菩薩峠 完結篇」に投稿された感想・評価

再見。
中盤以降の怒涛に次ぐ怒涛の畳み掛け、恐るべし内田吐夢、巨匠中の巨匠、四大巨匠とか言っている場合ではない。
内田の映画はクライマックスという言い方では足りないような、物語的情念と映像的ダイナミズムがシンクロした大爆発みたいなものを重視するが、内田自身はこれを沸騰点と呼ぶ。この映画では三部作の完結編だからというのもあるのか、中盤以降絶えず沸騰しているようなものだ。
三部作のこれまでの殺陣シーンの変奏でありながらスケールのでかさがあまりにもやばすぎるあの俯瞰長回し引っ張りじわじわ移動チャンバラ、何度でも観たい、毎日観たい。
このシリーズの一作目と二作目では錦之助がまだまだ若くて垢抜けないなあと思って見ていたら、今回で月代を剃ったときに我々がよく知るところの中村錦之助に変貌して、このあと宮本武蔵五部作に繋がっていくと思うと感慨深い。
内田吐夢監督作品。
第1部、第2部、完結編と見ました。時代劇は見慣れていないので、まして1957~59年の作品なので、なかなか難しかったです。机龍之介の殺陣のシーンは釘付けになるほどカッコよかったですが。
とも

ともの感想・評価

4.5
机龍之介…
あの人は自分の子を抱くこともできない可哀想な人です
いくたろおおおおおーっ!!
シリーズ完結編。神尾主膳の命により用心棒のように扱われている机龍之助は神尾が狙っていた金持ちの女に気に入られます。その女は顔に痣があるので目が不自由な机龍之助に惹かれるのも分かりますがきっと龍之助は女性に対して区別をしたりしないからモテるのでしょうね。ある意味懐が深いと申しますか。懐が深いと言えば仏の与八は凄い!自分も孤児だったせいもあるからでしょうが龍之助の子どもを引き取って育てるなんて並大抵のことではありません。生首場面の長谷川裕見子の演技が怖すぎです。片岡千恵蔵の生涯の当たり役に相応しい映画でした。
東映時代劇を見てると技斗はほぼ100%足立伶二郎とクレジットされてるが本シリーズは別人のごとく素晴らしい殺陣を見せてくれてありがとうございます。お見逸れしました。

ぼくは、第2部>完結編>第1部の順で好きです。
シリーズ最高傑作。
殺陣の演出が何より良い。
初の暗殺場面の路上の霧、東千代之介を暗殺しようとする千恵蔵との階段の撮影、燃える屋敷から女を横に悠然と歩く千恵蔵、
全部たまらん美しさとダイナミズム。
ラストの川の氾濫で橋がぶっ壊れるとこはビビった。
Denkishino

Denkishinoの感想・評価

3.5
中途半端に終わるのは、原作も同じです。
原作も未完で終わっております。
後を追う剣士に討たれるか、手をかけた女に討たれるか…もしかしたら、息子に討たれるか…はたまた、路上での垂れ死ぬか、生き延びるのか。

後は皆様のご想像に…。