SHOHEI

バードのSHOHEIのレビュー・感想・評価

バード(1988年製作の映画)
3.0
ジャズ好きのイーストウッドが160分の長尺で音楽への愛を描く、早世のサックスプレイヤー、チャーリー・パーカーの伝記映画。肩に力が入りすぎているのか、時系列をシャッフルし構成に凝っているように見えるが、カットの切り替えは上手くいっているとは言えない。ジャズカルチャーに明るいかどうかで理解度もかなり変わる。人物同士の関係、ジャズの歴史的バックボーン、エピソードなど前知識があるかないかで物語へのフォローは大きく異なる。ドラッグ中毒と言いながら、常用するシーンが無いに等しいのもいかがなものか。ただし、大衆音楽がジャズからR&Bに取って代わられたことにチャーリーが失望するシーンは、素晴らしかった。
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