やっぱりカルカン

プリティ・ウーマンのやっぱりカルカンのレビュー・感想・評価

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)
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観た事ある映画ですが、金曜ロードショーで放送されたので久しぶりに視聴しました。

同じような経験をしているので映画として公平なスコアが付けられません。
嫌な思い出がよみがえるので見るか見ないかギリギリまで迷いました。この作品はまるで「劇場版・黒歴史」を見ているみたいで大嫌い(トラウマ映画)なのですが、ほんの少し惹かれる部分はありますし、見ると否応にも心が動いてしまいます。

嫌いな理由は以下の通りです
・あまりに美化されすぎている
・実際はもっと辛い事の方が多い
・エドワードの発言や行動に矛盾または理解不能な部分がある
・残酷(ヴィヴィアンにとって)
・こう見えてディズニー映画
書ききれないのでとりあえずここまで。

刺さったシーン
・「僕と君は似た者同士だ。金のためなら割り切れる」→住む世界が違う、真逆の2人が惹かれ合う…といったイメージがありますが、本質的には似たもの同士だったというセリフです。
実際本当に納得したので泣きました。複雑ですが、正直グサっときました。悲しかったです。

・「君は社会の仕組みをよくわかっているね。賢い人だ」→同じ事を言われたので泣きました。ずるいですね。

自分はその後、当時のホテルには全く行かなくなってしまったのですが、あの時の方々はまだお元気にしていらっしゃるのかな…と気になりました。
ヴィヴィアンは「またお越しください」と言われていましたが、幸せになってまたあのホテルを訪れたのでしょうか。
ファンタジーのように美しいラストでしたが、やっぱり美しすぎて何回見てもモヤモヤします(不安になる)

この映画が好きで、うらやましい、私もヴィヴィアンみたいになりたい!と思う女性の方。あれはあそこで終わっているから良く見えますが、実際は大変なのでやめといた方がいいです。
第一エドワードに会うためには一度娼婦にならないといけません。万が一会えて映画のようになってもその先は困難しかないので絶対おすすめしません。極端に不幸になってから幸せになるより普通の人と普通の結婚をするのが一番有難いことですよ。

まだまだ言いたい事は山ほどありますが、この辺にしておきます