るなるな

ティファニーで朝食をのるなるなのレビュー・感想・評価

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)
4.0
おしゃれかわいい映画だと思ってたのですが、女性の生き方について深いメッセージのある作品とは知らず、いい意味でおどろきました。

結婚して家庭に入るだけが女性の幸せじゃない、という価値観が確立しはじめた今だからこその面白みを感じました。

時代が変わって、女性の価値観が変化しているからこそ、その時々で感じられるメッセージ性も変容し、だからこそ長年愛されている作品なのかなと思います。

そんな中、揺るぎないのがオードリーヘプバーンの美しさ…
吸い込まれるようにパッと開かれた瞳、華奢な肩、スラリとした手足… スクリーンに映るために生まれてきた人なのかと思わされます。
衣装や、セットも全然色褪せておらずとっってもかわいい!!
バスタブを真っ二つにしてつくられたソファーがあまりに可愛いと思いました。
次々と変わる衣装も見所の一つです。
私は、ベランダでムーンリバーを歌っている時のデニムスタイルが好きでした!

"自分で自分を檻に閉じ込めている"、“その檻はどこまでも自分に付き纏う"と言うセリフが刺さりました…自分の信念を貫くことも大切でかっこいいことだけど、同時に他者も受け入れられる柔軟な女性でもありたいと思います。

結末が原作と違うと聞いたので、そちらも気になりました!
映画好きとして観れてよかったです。
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