やすひろさん

ティファニーで朝食をのやすひろさんのレビュー・感想・評価

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)
1.8
2022年220本目 キリ番は名作鑑賞
「ティファニーで朝食を」


今この時代に見る意味は薄い。
原作との違いを論ずるのも差別表現を指摘するのも野暮って言う論評あるけど「ならぬものはならぬ」こんな不快な映画なら観なきゃ良かったと思う人も一定数いるだろうからやっぱりそこは無視して名作扱いする感想だけじゃダメだと思うのであえて書きますね。当時の歴史的な評価を否定するつもりはないけど今これから見るかどうかという点で評点してます。

原作のテーマは自由部屋の扉に「ホリー・ゴライトリー トラベリング」という札がかかっているのが原作。いつでもいなくて捕まえられないのがホリー。ところが映画ではテーマは恋愛映画。言うなればお金よりも真実の愛に目覚めたと思ってるけど八方塞がりになってから相手を選んだだけのイヤな女ホリー。

デートで万引きしたりアパートの住民に出っ歯のステレオタイプの日本人をしつこいくらいに登場させて笑う人種差別映画の代名詞となっていることもいただけない。
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