ばける

ティファニーで朝食をのばけるのレビュー・感想・評価

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)
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金好き女と金なし小説家
南米のお金持ちの元に行こうとする。

君の名が何だろうと、君は臆病だ。人生を真っ向から受け止める勇気がない。人が生きてることを認めない。愛さえも。人は愛し合うんだよ。お互いのものになるんだ。そうしなきゃ本当の幸せなんてつかめない。きみは自由の気でいても。野性のままに生きていると思っている。それで、かごに入れられることを恐れている。でも、ね、もうきみは、そういう檻に入っている。自分で作った檻の中にいる。その檻はテキサスでも南米でもついて回る。 自分からは逃げられないからね。

自由な精神を追い求めるつもりが、束縛されるのを恐れるあまりに人を愛することが出来ず、結局ホリーは自分自身以外のどこへも行けなくなってしまっていた。
ポールのこの言葉がホリーの心の救いとなって、南米に行こうとしていた彼女をとどめることになります。
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