このレビューはネタバレを含みます
「沈黙の艦隊(2023)」の
主演二人の出演作として、
気になっていた。
「キングダム」でも
共演してるし。
“西崎”と“落合”、今回は…
海の中ではなくて、雪の中。
コウモリではなくて、ワシだ。
途中から“佐伯”も加わると、
“落合”と“佐伯”で
「空母いぶき」
「真夏のオリオン」
を思い出す。
…いつものメンバー感が。
配役って面白い。
“落合”が初々しい。
久しぶりに“有沢”の姿を観られて、
ハッと哀しくなった。
雪の中で、
“落合”“西崎”の服装の色は
よく目立つはずなのに、速攻で
撃たれずに済んでいるのは…？？。
人生で経験を積み重ねるうちに、
立ち止まったり、変えたり、
そうなることを他者が
責めることではない。
ただ、自分の行動が影響を
与えるような家族を持つなら
勝手は避けたい。
大人の都合に
振りまわされる“子”の
寂しさを思いやる姿勢は
必要だろう。
戦場でなくとも…。
写真から想いは伝わっていた、
という展開はまだ救いだった。
可能ならば、対話の努力は必要だろう。
でなければ、皆、哀しいままだ。
終盤の追いつめられた状況は
まるでstar trekの
“コバヤシマル”テストだ。
“西崎”の出した答えに、
やはり涙が止まらなくなった。
全編に流れるハッとする
情緒的なmelodyに
気になった音楽は小林武史。
桜井和寿の歌うEnding songとともに
哀しい結末を癒やしてくれた。
