このレビューはネタバレを含みます
柳家小三治のドキュメンタリ映画を観に十三までお出かけ。
家のお土産には「今里屋久兵衛」の焼餅・・・美味しかった。
それはさておき。
先日、テレビでやってた小三治のドキュメンタリとはまた違う姿勢で制作されていて、”今”の小三治を撮っている。
若いときの威勢のいい江戸っ子の立て弁とか、
オートバイを乗り回していた格好いい時代とか、
病気に苦しむ姿とか、
そんなものにはほとんど触れず、ひたすら、
”今”の姿をカメラは追う。
これがどうもちょっとズレているような気がした。
これから観に行く人もいると思うので詳しくは書きませんが、
イメージと違う言葉が小三治師の口から出てくるんです。
たぶん長時間カメラをまわしていて、長時間しゃべっている流れでは
不自然ではないのだろうとは思いますが、そこだけ切り取られると
「そんな気障なこと言うなんてヤボやん。」という思いがしてしまう。
「らくだ」「天災」「あくびの稽古」そしてたっぷり「鰍沢」。
あと、あの悪名高き(笑)「歌まくら」@鈴本。
ダイジェストながら小三治落語を聴けたのは貴重でしたが。
しかし、第七藝術劇場の座席は快適すぎ。
おかげで睡魔に何度か負けました(笑)