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コーチ・カーターのaのレビュー・感想・評価

コーチ・カーター(2005年製作の映画)
3.9
希望が導く。
カリフォルニア州リッチモンド高校の実話を題材にした作品。
学校の進学率は低く、卒業した三人に一人は刑務所に行く学校のバスケ部にケンカーターという新任コーチが生徒を変えていく。
この作品、いわゆる"スポ根"とは違い、もちろんバスケットポールを主軸としつつも、社会問題や生徒らの今後の人生など考えるべき問題が丁寧に詰め込んである。
また、実際に役者達がバスケの試合を行い、臨場感が味わえる。それに試合中の演出も、時折挟むスローモーションもバスケ特有のテンポの良さが途切れず、更に熱量を高めさせた。
バスケだけでなく、生徒たちに人生の希望を与えるカーター。カーターを演じるのはサミュエルLジャクソン。彼の力強い演技が、カーターとうまくリンクし、「これが先生だよな!」と、こちらまで生徒気分。"バスケより希望"を優先した彼らの姿、そして閉鎖された体育館が解放された瞬間に感動。
叱ってくれる人、注意してくれる人は多くないから大切にせねば。

やはり、学生は成績大事。これはどこの国も変わらないなぁ。
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