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ファッションが教えてくれることの1230のレビュー・感想・評価

3.9
数年前に、映画"ディオールと私"を観た後のような静かな感動と衝撃。私もサークルで雑誌を作っているから、与えられた影響が計り知れないほどの大きさ。
やっぱりドキュメンタリーは面白い。
"プラダを着た悪魔"の編集長の姿は誇張じゃなかったんだな、と知った。とにかくアナのカリスマ性が凄い。彼女基準に動き、そのせいで理不尽な状況にもなり得るあの職場でも部下みんなが付いてきているというのは、それだけ全員から彼女の力が認められているということなんだろうと感じた。
どの場面でもグレイスの心情を考えてしまい、居た堪れなくなったけど、同時に強い憧れも抱いた。
「移動中は寝るな」という大名言が胸に突き刺さったな〜〜目に入るもの全てがアイディアのヒントになるんだな。
わたしもあんな仕事がしたい。何かをやるにしても生半可な気持ちでやってはいけないなあと思った。わたしもファッションは人並み以上に好きだと自負しているけど、わたしくらいの気持ちじゃあファッション関連の仕事についてはいけないな。あとは雑誌を作る上での実用的で効率の良い方法も伝授された。How toのように。
とにかく将来のキャリアパスのようなものを考えなければいけない大学生のうちに観られてよかった。定期的に観て、自己を戒めよう。
実際にあのときの9月号を手にとってみたい。
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