まなみ

鮮血の美学のまなみのレビュー・感想・評価

鮮血の美学(1972年製作の映画)
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観たよ




イングマール・ベルイマンの「処女の泉」をベースに、今ではホラー界の巨匠としての地位を確立した「エルム街の悪夢」のウェス・クレイヴンと「13日の金曜日」のカニンガムの無名時代のタッグ作
ウェス・クレイヴンは本作が処女監督作


"不条理には不条理を…"


大人になる事を素直に喜び、今を楽しむ2人の少女
前半、木の上でキャッキャとはしゃぐ少女達の切なよ…

脱獄犯によりこれから花開こうとしていた彼女達の人生は無残にも奪われ、そのえげつない様子を延々と見せられる事の辛さったら無い
デヴィッド・ヘス率いる凶悪グループによる凶行は吐き気が出るほど気持ちが悪く「真夜中の狂気」もですがデヴィッド・ヘスへの嫌悪感が凄まじい

本作はチェーンソー先駆け映画でもあるので不快指数は高めですがポイントポイントでは楽しめます

あの終始ゆるい保安官達は一体何だったのか…

デヴィッド・ヘスが担当した劇中に流れるカントリーロック調の音楽すら胸が悪くなる作品
まなみ

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