鉄男 TETSUOのadtskrのレビュー・感想・評価

低予算･アナログゆえの画質･音質･演出･エフェクト全部が、あまり幼少期特撮を通過してこなかった自分にはむしろ新鮮だった。
ところどころセリフがなんて言ってるのか判別できないところもあったけれど（後に字幕付き版がリリースされていたので、おんなじように思ってた人が多かったのかも。）

人体と鉄の融合のさせかたや、東京の昭和の下町風の舞台、田口トモロヲ演じるサラリーマンの汗ばむような演技と工場音を活用したような音楽が渾然一体となって不思議な不安感や興奮にかられた。