potato

ロスト・ワールド/ジュラシック・パークのpotatoのレビュー・感想・評価

3.6
まあまあ
嫌いじゃないけど…
シリーズの中やと、単体の作品しては一番つまらないと言わざるを得ない
ただ、シリーズ全体で考えると、結構重要なピース的存在な作品であるような気もする
どの要素がって聞かれると明確には答えられないけど…

何が微妙かって、ストーリーの軸がよくわからないところ
最初のサイトBに行って何を達成しようとしていたのかがあまりよくわからなかった
何が目的で、何をするためにあそこに行って、それが達成されればどんな結果があるのかが、いまいちよくわからなかった

時間やお金に余裕がないにしても、2人もシリーズ1の経験者が携わってるにしては、恐竜がいる場所に行く装備や機材の準備が甘すぎる 
ハモンド氏はこの辺りをもっとしっかりすべき
マルコム博士は、恐竜の恐ろしさについては、かなり身に染みてるけど、装備関係は数学者だから専門じゃなかったんかな
衛星電話の件とか結構ポンコツで、1で感じた知性的で器用そうなキャラクター性とのギャップを感じた

ヒロインのサラも、良いんだけど、ただ好奇心だけがある人みたいな部分が多く感じられて、博士ゆえの冷静さとか、ジュラシックシリーズヒロインに必要な勇敢さみたいなのがあまり感じられなかった
そう言うシーンがあるにはあるんだけど、なんか初登場シーンのサバイバル慣れてる感じの印象から、映画が進んでいくとともにどんどんただの足手まといになっていってる感じがして、そこは残念やった
叫んでも良いんだけど、ただ叫ぶんじゃなくて、叫びながらも何か次の有効な行動をするくらいのヒロインであってほしかった

あと、後半、と言うか最後らへんの恐竜が本国に来るシーンが普通に蛇足なんじゃないかなって思った
別にこれがなくても、映画として成立してるし、なんかそれまでのジャングルの件との時間関係とかもよくわからなくて、それまでの諸々の積み重ねがリセットされてる
登場人物も、マルコム博士とサラ、ハモンド氏の後継者くらいしか島の登場人物出てこない

シーンシーンでいいところはたくさんあるけど、全体としてみたらチグハグで、あんまり良い出来の作品ではないなあって思いました
まあ、でも、一回しっかりみてよかったなとは思いました
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