アンタレス

ロスト・ワールド/ジュラシック・パークのアンタレスのレビュー・感想・評価

3.3
前作のジュラシックパーク事件より4年。当事者の一人だった数学博士、イアン・マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)
彼は事件以来、恐竜に対して恐怖を抱き続けてきた。ハモンドに呼び出されたマルコムは、ジュラシックパークとは別に恐竜の繁殖を行っていた島、通称「サイトB」へ調査に赴いて欲しいと頼まれる。当初は断っていたものの、恋人であり古生物学者のサラ・ハーディング(ジュリアン・ムーア)がすでに現地へ到着している旨を聞き、調査隊ではなく救助隊だと述べ、サイトBへと出発する。

登場する成体のティラノサウルスは、2体になった。相変わらず、アニマトロニクスによる恐竜の迫力は素晴らしいと思う。
マルコムの性格も変更されており、前作の飄々としたものから、事件後は冷静でリアリストな面が強くなっている。この変更はかなり良かったと思う。ジュラシックパーク事件の衝撃がよく表現されている。次作でも、グラント博士の性格が変更されており、これも良いと思った。

ただ、ティラノサウルスを積載した船の乗組員を全滅させた存在について、語られることもなく謎のままなので、少々、消化不良気味である。
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