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ロスト・ワールド/ジュラシック・パークの素人のレビュー・感想・評価

3.5
▽言わずと知れた恐竜アドベンチャー『ジュラシック・パーク』シリーズ第二弾。
▽おはなし:前作のジュラシック・パーク計画の裏で、恐竜を実験的に生産していた「サイトB」にて繰り広げられるサバイバル劇です。主人公は前作にも登場した数学者のマルコム博士。前作のプレイボーイな性格はもはや伺えず、落ち着きと正義感のある男性として描かれています。
▽冒頭でコンプソグナトゥスが少女を襲うシーンが本当にトラウマなんですよね。一応「軽傷ということになっている」らしいですが…。

▽まず初めに、本作の大綱は「恐竜島へ行くぞ!」→「ティラノサウルスの怪力がたいへん!」→「ラプトルの連携攻撃がたいへん!」と前作と全く変わりありません。というかこのシリーズほぼこんな感じです。
▽昔から印象に残っているのは、①草丈の高い草原でラプトルが軍隊を襲うシーンと②ティラノサウルスが夜の住宅街にお邪魔するシーン、③ティラノサウルスの子どもが“ごはんの練習”をするシーンです(②③については終盤の展開のネタバレになるので詳細は伏せます)。緊迫感・躍動感あるアクションシーンよりも、このような一歩引いた視点から狩りを鑑賞できるシーンに光るものを感じます。
▽第一作が非常に高い完成度を誇っていたこと、肉食恐竜中心なモンスターパニックに終始していることから、本作の評判は芳しくないようです。
▽「やっぱり『ジュラシック・パーク』は面白いなぁ!続編も観たくなっちゃったなぁ!」と強く期待して観るよりも、「よぉしなんだか恐竜が人を食べている画が見たいぞぅ」と血の気が多くなっている夜のお供に…ぐらいの感覚が良いのかもしれません。
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