【今日観た映画「エスター」】
原題はorphan 孤児。仕事柄意味を知っていた。原題と異なる邦題に対して批判されがちですが、「ランボー」パターンのこの邦題は映画作品にふさわしい成功例だと思います。
十五歳以上禁止?のホラー映画ですが、サスペンスとしてジャンル分けしても良さそうなくらい謎解きの要素が多く単なるジャンル映画として片付けられない深みがありました。
また養子に向かい入れた家族をエスターが追い込んでいく手段が実に巧妙で、あまりにも過剰な手法の数々にそのうち笑いが出てきました。
特に前の家庭で通用しなかった方法を再度試しみたものの、やっぱり失敗して地団駄を踏むところは最高の爆笑ポンイント。やはり女性として認めさせたい想いがあるのかしら。知略に富んだサイコキラーというよりは、感情に赴くまま突き進んでいくタイプのエスターは萌えポイントが多くて大好き。
ラストの対決とその結末はホラー映画の王道といってよく、観客の期待に十二分に応えているのでないでしょうか。
この設定なら養子に向い入れられる家庭を変えて、何作品でも作られそう。
評価 4点/5点満点