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銀のエンゼルのdaisuKのレビュー・感想・評価

銀のエンゼル(2004年製作の映画)
3.5
北海道出身の監督が、北海道出身のキャストで、北海道のロケーションで撮られた稀有な映画。
でも物語の舞台は「コンビニ」という身近な場所。

考えてみれば、コンビニほど身近な存在で、特殊な場所はないと思う。
集まる人々は多種多様で、彼らの滞在時間は短く、そして多くはリピート客だ。
お客さんの数だけ、彼らにはバックグラウンドや物語がある。来店の度にそれを垣間見ることができるコンビニ店員の視点はおもしろい。
でも、知ることができるのは一部だけだ。
そんなことを映画を通して感じた。

冒頭で、GOING UNDER GROUNDの音楽が流れながら、PVのようにこれから始まる物語の全容が描かれる一連のシーンが好きだ。
『君の名は』のオープニングはこれを参考にしたのでは?と思うほど。
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