稲穂

ザ・グリードの稲穂のネタバレレビュー・内容・結末

ザ・グリード(1998年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

午後ローで観た。最初の10分を見逃したけど見たいときに見ようと思っても難しいカルト作品だと聞いたので最後までみました。

タイタニックの公開が数か月前だったというエピソードを踏まえると味わい深い作品だった。無人の豪華客船に巣食うデカいタコ(の触手)から逃げるだけっていうわかりやすい話。
数千人いた乗客はほぼ全員食われて船底に排泄されてるし(部屋中真っ赤でグロい)、そもそもオーナーの思惑では全員海難事故に遭う予定だったっていうどうしようもないエピソードも交えつつ、欲深い奴から死んでいくというザ・グリードという邦題にふさわしい映画でよかった。その理屈でいえば峰不二子みたいな女も死ぬべきなんだけど……。
触手の中で消化されてる最中に撃たれて排出される強盗(なのか?)の一味のシーンが明らかにカットされてたからネットで調べたんだけどこれは地上波に乗せられないわ…でもCGがよかった。タコのCGもいいし、金掛かってたんだろうなあと思った。

個人的に好きな死に方は、金庫を開けたら即斧で頭をカチ割られた黒人と、自動運転の船に脚を折りながらも乗船して結局爆散したオーナーです。
人間食べ食べカエル氏のお気に入り映画は伊達じゃなかった。
稲穂

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