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ぶっつけ本番のmitakosamaのレビュー・感想・評価

ぶっつけ本番(1958年製作の映画)
3.4
スカパーにて。フランキー堺主演の人生ドラマ。
フランキー堺が報道カメラマン役。戦後の復員から仕事に再開し、戦後昭和史を追いながら彼の生活を追う、というドラマ。

復員し品川駅で妻(淡路恵子)や同僚と再会。
報道の仕事に大ハリキリで復帰し、さっそく起きるのが下山事件!に三鷹事件!いきなり激動の昭和史じゃないですか。
その後も持ち前の根性でスクープ映像を撮る。

家族としても子供を持ち、寮からアパート・一戸建てと、生活水準を少しづつ上げていく。
でも仕事根性がたたり大怪我。スクープから風俗ルポに回される。

戦後、復員した人はそれはそれはガムシャラに働いたそうだからねぇ。生きて帰れた人は仕事の喜びに溢れたそうだし、生活を良くする為に貪欲で活力に満ちていたんだね。
こういう時代に翻弄され悲喜交々ながらもバイタリティ溢れるキャラクターはフランキー堺の真骨頂!

戦後のマスコミという役柄でフランキー堺と言えば、やっぱりモスラのスッポンのゼンちゃんを思い出す。

孤児院の里親探しに関するニュースを撮った件はちょっとホロリとする。それは良いが、やっぱりあの終わり方は面食らうよなぁ。えぇ?って感じ。
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