Unrelated

つぶより花舞台のUnrelatedのレビュー・感想・評価

つぶより花舞台(2008年製作の映画)
-
色々と考えさせられる作品でした。
この作品はメンバー一人一人に焦点を当てており、一人一人の苦悩について観てきた。そのため一人一人に感情移入できる作りになっている。

苦悩の例として「新しい自分になりきるのが難しい」というのがある。
演劇はどんな役でもやりきるという柔軟さが超重要なイメージがあるので、新しい自分になりきることは基礎中の基礎なんだなと個人的に思う。
この作品ではスナックの経験がない方がスナックのママ役だったり、普段言わないような言葉を発したりなど感情移入するのが難しいという意見があったので、演劇の大変さが伝わるところが幾つかあった。
またかんじゅく座に入団する動機の一つとして「新鮮さを味わいたい」や「今までにないチャレンジをしてみたい」があり、どうせ何かにチャレンジするのなら自分とは正反対だといえる何かのほうが達成感や刺激、チャレンジしたという感覚が大きいといえる。
そのため鯨エマ監督はメンバーのことを知るためや台本を完成させるため(正反対だといえる何かにチャレンジできるような台本)にアンケートを取っているところは凄いなって思う。

あとこの作品を観て共感する部分があった。
それは演技する自分を見るといった場面。それをする理由は「自分の演技を客観視する必要」ということである。
自分の演技を客観視することによって、自分のダメなところを理解する能力の向上、自分から自分のダメなところを先生に共有・発言できるなどといった利点があると感じる。
私の経験でいったら秘書能力試験の中にある面接という分野の対策として、試験を練習している姿をペアの方にスマホで撮影してもらいそれを家で見て反省したりしたので、共感というか自分の演技(秘書になりきる)を客観視する必要でいったら考え方が似ているなと思う。
Unrelated

Unrelated