マリッカ

女が階段を上る時のマリッカのネタバレレビュー・内容・結末

女が階段を上る時(1960年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

最近のどのドラマより主人公の心情が沁みてきた映画。
境遇も時代も違うけど、すごくわかるーーーとなる内容でした。
思うようにいかない仕事、苦労してても人からは良いなぁとか言われて、実家のお母さんとは会うと揉めちゃう(けして悪いお母さんではない)、しんどい時に助けてくれた人によっかかって良い仲になったのに実は妻子持ち、そっから飲んで酔った勢いでちょっといいなと思ってた人と泊まっちゃってでも結ばれるわけではない。ちょっと落ち着いてまぁ結局また頑張るしかないかーと切り替えてなんとかやってく。これ、現代女性も同じような人多いなぁ…
最後何があるわけでもなく普通に立ち直るけど、ほんと人生ってそれ。劇的になんかあって立ち直るんじゃなくて、日々を過ごしたり、働かなあかんからなんとかやり過ごしてそのうち元気が出てくるという。
応援したくなりました。皆がんばってる。

ケイコが30ってのにビビりまくりました。やっぱ昔の人って大人になるのはやい…
まぁ60年前くらいの映画だし…
そんで、こまっちゃん…好きなんはわかるけど言ってることちょっとキショいしこじらせてるー勝手に幻想持たんでよ😂
今も昔もこんな人いるよなぁと思いました。

しかしつくづく…お金があった頃の日本だなぁ。あのオジサンたち、90年代には破産してるだろうな。今の世の中、どこ探しても銀座に通い詰めてお金ばら撒ける銀行の支店長、工場の社長さんなんていないだろうな

面白かったー!!
マリッカ

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