思ってたよりすごく良かった…！
10個書き出して、周り巻き込んでキャー達成！みたいな感じかと思ったけど、最後まで自分にのみ留めおいた覚悟。
ノートを開いて、整形したい強気なウェイトレスから借りたペンを使ってサラサラ〜っと10のことを書いていく様子はとても死ぬ前の人とは思えない。本人もまだ現実味がなく、「一回やってみたかったこと」を書いたつもりだったのかな。
すごく貧しいのに、とても幸せで、満ち足りていた日々に突然さよならしなきゃいけない気持ちってどんなだろう。娘たちの成長を見ることもできないのに、一夜で成長しなければならなかったお母さん。もし老衰で死んだとしても、彼女は他の人と不倫をしたくなったのだろうか。死期が早まることで、少し豊かになる人生もあるのかもしれない。
転換やちょっとした演出がすごく柔らかくて素敵で、結構お気に入りの映画になった。わざとらしくなくていい。
