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晩菊のdaitenのレビュー・感想・評価

晩菊(1954年製作の映画)
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老いに差しかかった女たち。咲き誇った時分はとうに過ぎ、日々の暮らしは不機嫌だ。それでも子供たちは勝手に親離れし、かつての男はもう輝かない。判っていたけど、踏ん切りをつけないといけない。そんな心模様が繊細に描かれる。苦さを飲み込み、前へと歩むラストが滲みた。成瀬巳喜男『晩菊』(1954)
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