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晩菊のsacchinnのレビュー・感想・評価

晩菊(1954年製作の映画)
4.0
人生から種々の若さの恩典が失われ、迫りくる孤独に直面することを避けるため金を頼む。
最後に望みをかけた昔の恋人に幻滅させられても、金という虚妄にすがることのできる彼女は、死ぬまで痛みを直視する事はないのかもしれない。
痛みに直面することを避ける度に、人の心はどんどん頑なになり喜びを感じることもできなくなってしまう。
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