大猩々

ミスティック・リバーの大猩々のレビュー・感想・評価

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)
4.6
冒頭から一気に引き込まれて140分があっという間。派手さとか斬新さとか無いように感じたけれど、ずっと集中して観れた。クリントイーストウッドの映画も追いかけてみよう。
ストーリーはショーン、ジミー、デイブが町でイタズラをしている時に警察っぽい男にデイブが連れ去られて4日間監禁される。大人になり、ある日ショーンの娘が殺害されたことから再び3人が関わり始める…。
憎悪、疑惑、愛が複雑に絡み合って人間関係の脆さと自分は何を信じるのか、どう行動するのか、その辺がテーマなのかなと。
何とも救いのない映画ではあるけれど、個人的には好き。
そして俳優陣の演技が素晴らしい!!ショーンペンのあの哀しみと絶望の圧倒的表現力、ティムロビンスの一生抱え続ける深々とした闇の雰囲気、ケヴィンベーコンの柔らかい表情、そして妻達も旦那に合った自然な演技でとても良かった。クリントイーストウッドの演出に拍手!!
また観てみよう。
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