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プラウダ(真実)のkのレビュー・感想・評価

プラウダ(真実)(1969年製作の映画)
3.0
第1部で提示された資本主義に毒されたチェコの風景や人々の映像を「間違った映像」と全否定し、第3部以降、そこに「正しい音」を付ける、として、1部と同じ映像に毛沢東語録かなんかの朗読を被せ、意味合いを変化させる、というような手法。
現実のチェコの映像に対する修正主義というレッテル貼りを経て、そうではない「現実」の可能性を追求する。その追求の仕方がいつもの左翼語録の朗読でしかなく、めちゃめちゃ強引で、めちゃめちゃテキトーにやってるように見える。左翼のクソ理論で全否定されるチェコの人々の映像を見ていると、ある意味で痛快で、個別の人や物事への攻撃でもないし、抽象的な攻撃空間みたいなものが立ち現われているような気になってくる。
そんな中でも、知識人の再教育についての朗読がチェコの子供が何かの授業を受けている映像に被るシーンで、朗読が途切れた直後に子供が笑っていたり、ローザの朗読がチェコのアナウンサーの口の動きと同期したりと、一瞬おっ!と思ったりする部分があり、面白い。