星降る夜にあの場所で

ボウイ&キーチの星降る夜にあの場所でのレビュー・感想・評価

ボウイ&キーチ(1974年製作の映画)
4.3
何となく思い出し。
再鑑賞しようと押し入れを探しまくったが見つからず…
最近これが多い(/_;)
誰に貸したのかも記憶の彼方へ
観て気に入ると、
『これ良いから観てみろよ!』
とすぐに人に貸してしまうので自業自得なのですが…

一般的に知られているアルトマンの作品群の陰に隠れてしまっていますが間違いなく秀作!
個人的にはアルトマンの作品の中で『ロング・グッドバイ』『バード★シット』と同じぐらい大好きな作品。
内容は、煩悩に忠実な3人の懲りない男たち(脱獄囚)が銀行強盗を繰り返す逃亡活劇。
オリジナル、リメイク共に素晴らしい数少ない作品の1つだと思います。

注目度№1は、なんといってもシェリー・デュヴァル。
アルトマン作品の常連ですが、本作のシェリー・デュヴァルはずば抜けて素晴らしい♪
いあわゆる70年代アメリカン・ニューシネマに出演したハリウッド女優の演技の中で、
私は『哀しみの街かど』のキティ・ウィンと彼女の演技が非常に強く印象に残っています。
翌年『カッコーの巣の上で』でオスカーを獲得するルイーズ・フレッチャーも出てましたね。

ある意味本作はアルトマンの緻密で巧妙なキャラ描写が、最も顕著に堪能出来る作品だと思います。
切なさと儚さが一気に押し寄せる衝撃のラストシーンを是非一度。

これupしちゃうと、一時ハマりにハマったアメリカン・ニューシネマを勝手に特集したくなる(笑)

~追伸~
この作品をご自宅で鑑賞されるならコカ・コーラが必需品♪
5人に1人ぐらいは飲みたくなります☆彡