ハルハートリーがユーモラスに描く男女の恋物語。
コミュニケーション下手の小難しい青年と、妊娠した高校生のビッチ女子。
ふたりが出会い、惹かれ、変わっていく姿。
ふたりのやりとりがユーモアがあって、
間合い台詞回しに思わずニヤッとしてしまう。
随所にハートリーのセンスがしっかりちゃっかり。
ヘンリーフールの上映のトークショーで話してた「監督が頭良すぎてついていけない笑いがある」っていうのを要所要所思い出すと、その笑っていいのか悪いのか、なシーンすらも愛おしい。
いちゃこかないし出会って間もないのに、妙にナイスカップル感高めのテンションが観ててとても好き。
エイドリアンシェリーが演じるヒロインが激カワいくて、スタジャン欲しくなる。
愛してるの?って聞いたら、
尊敬してるって即答して、尊敬は愛より上であり、愛が如何に哀れであるかを説く男っていやだわぁとかいいながら惹かれちゃう。
こういう思弁的すぎて不器用な人の突拍子も無い行動や言動って、なんともいえず魅力的なんだな。
ラストのやりとりも大好きだった。
これから何回も見返したくなる良作。