このレビューはネタバレを含みます
2022.67 *154
リアリズムというか、ハッタリが効いているというか。
人間の限界をこえたとんでもジャンプとかはない。
使っている道具が視覚的に明示されて、術のメカニズムがはっきりしていて面白い。
残酷ポイント
・木っ端微塵の小屋のそばの川に、腕が落ちている
・女が斬られたり、生き埋めになる(忍者ものの特徴?)
・拷問され、両耳を削ぎ落とされる→水の中に落ちる
・顔を傷つけてから死ぬ
黒澤的ポイント
・刀が刺さる音が生々しい
・噴き出る血、流れ出る血
天正@伊賀百地砦
伊賀内の砦同士が対立しながら、信長を討とうと目論むが…
全ては御大将の手のひらで転がされていただけだった。
伊賀は信長に滅ぼされ、主人公は笑顔でまきのもとへ走る。
権力に翻弄された若者を描く忍者もの。
大映
製作 永田雅一
原作 村山知義
脚本 高岩肇
撮影 竹村康和
音楽 渡辺宙明
擬斗 宮内昌平